出戻りで介護職で復職する際の面接対策と志望動機【採用率アップ】

介護士の仕事

私は介護福祉士の資格を有し、転職10回以上の経験が御座います。

転職回数が多い私ですが、履歴書や面接対策をバッチリしておけば心配なんて全く御座いません。

実際に私はちょっと前までは介護職として復職しておりました。

書類選考から面接通過まで効率よく事を進めれるように記事にまとめてみたので是非最後までご覧になられてください。

転職で介護職の出戻りは多い

やはり介護士を志したという根本があるので、介護職に復職される方は多い傾向にあります。

  • 即戦力が欲しい
  • 新人教育の手間が省ける
  • 求人募集の手間が省ける
  • 人手不足で猫の手も借りたいから

主に人手不足の慢性化している介護施設では出戻りでも、介護士がかなり重宝されています。

私の場合は「次何しようかな?」と悩んでいるバイト期間に友人に誘われたこともあり復職した経験が御座いました。

なので、復職することに対しては何も臆する事は何もないんですよ。

ですが復職するにしてもお祈り通知、要するに落ちる面接で落ちるなんてことは避けたいですよね?

本記事を読むことで確実に合格率は上がるので復職をご所望されている方は最後まで読んでみてください。

異業種から介護士への出戻りの志望動機

復職するにあたって「なぜまた介護業界に出戻りしたのか?」そこを重点的に対策する必要性があります。

正直介護業界は深く履歴書を練りこまなくても受かる確率は高いですが、事前に対策は必須です。

育児や配偶者の転勤などで家庭の事情で止むを得ず退職した際は素直に事情を伝えればOKですが、異業種から再び介護職に出戻りするとなると、人によっては一工夫する必要があるかもしれません。

  • 余りにも介護、福祉からかけ離れた職種
  • 介護業界から暫く離れていた
  • 無職期間(ニート)が長かった

大雑把ですがこのような懸念点があると思います。

ですが、物は言いようでいくらでもカバーできるのでご安心ください。

履歴書の作り方や例文といった具体例を出しますので参考にしてみて下さい。

書類選考を突破する履歴書の秘訣

学歴や職歴はどうしようもないので素直に記述しましょう。

肝心なのは志望動機です。

いかに自分が再度、介護の現場で活躍したいかを最大限にアピールする必要があります。

介護士の中には変にプライドの高い偏屈な奴が多いです(個人的な感想です)

そもそも、そういった職員のいる職場環境は健全とは言えないので面接の時点で辞退する気持ちでいた方が得策ですが…

では、ここで私が営業職から介護職へ出戻り(合格)した志望動機を紹介したいと思います。

営業職を通じて、在宅で過ごしている高齢者の方と商談し、コミュニケーションを取ることで「再度、高齢者の方の役に立ちたい」と強く思いました。

 

異業種を経験したことから様々な角度から、その方に寄り添った介護が出来ると思います。貴法人(貴社)の掲げる「一人一人に寄り添う介護」という経営理念に感銘を受けました。

 

又、ホームページにて拝見しましたが特殊なレクリエーションに力を入れている事を目にし、とても興味を持ちました。

 

正直ブランクは御座いますが、異業種で経験した知識と以前の実務経験を生かし、利用者様と貴法人に貢献したいと思います。

これで私は書類選考を突破し面接へと進める事が出来ました。

異業種で高齢者と関わる事で介護への熱が再燃したという気持ちを全面的に主張した文章です。

介護への関連性のある内容だと好印象になります。

POINT履歴書などの場合は御社ではなく貴社と記述するのがマナーなので注意です

介護士へ出戻りした際の面接時の返答

面接時での返答は履歴書の内容と一緒で良いでしょう。

なぜ介護から一旦離れたのですか?と問われた際の返答の例も紹介します。

  • 準社員だったのと正社員登用の目途が立たなったため
  • 前職の異業種に興味があり、一度その職業に携わってみたかった

他にも突っ込まれた際は前職が人と関わる仕事であれば「人と接するのが好き」と伝えればOKです。

一貫性があれば何かと返答は楽ですね。

私の場合は大型トラック運転手もしていた事があり「大型第二種運転免許」もアピールポイントになりました。

施設ではデイサービスやショートステイの送迎があったためです。

転職回数が悪いイメージとしてでは無くメリットに置き換えるようなトークを心掛けましょう。

前職の経験がいかに復職後の介護に役立つか

介護職一本で働いている人では気付けない視点から業務が出来るというのが決まり文句です。

しかし、余りにアピールしすぎると採用担当者や同席している介護士さんに悪い印象を与える可能性もあるのでさらっと触れる程度で構いません。

私の場合は介護の仕事があったからこそ前職の営業職で全国10位に入れました、と褒めちぎりました。

相手側を肯定しつつ、前職での成果を伝えることが出来るので一石二鳥でした。

こういったアピールが無ければ「前職では介護の経験があったのでたくさんの笑顔をお客様から頂きました」と言えば問題ありません。

就職希望先の介護施設を選んだ理由

介護の施設形態は「老人保健施設」や「デイサービス」など様々なものがあります。

そのなかで、なぜその社会福祉法人(若しくは一般企業)で、その施設形態を選択したのか明確化しましょう。

お子さんが小さい、シングルマザーで夜勤が出来ないなど家庭事情であれば「デイサービス」と答えれるかと思います。

私を例に出しますと、グループホームの勤務経験がありこう答えました。

グループホームでの経験が御座いましたが、利用者様の要介護が低く元気な方が多くいらっしゃいました。

 

その中で「もっと介護技術を高めたい」という気持ちが心の底にあり、中間施設である老人保健施設を選びました。

 

又、契約社員や準社員では無く正社員雇用という点で大変魅力を感じました。

 

今後は介護支援専門員などの資格を取得し、御社で長く勤め役職にも就きたいと考えております。

これまでの実務経歴と異なる介護サービスですが、採用者担当者も「あ、介護技術を学びたいのか」と伝わるはずです。

昇進の意思が無くても志望先の事業所でキャリアを積んで上に行くビジョンを伝えましょう。

数ある介護施設からその事業所をなぜ選んだのか?

「うちの法人でも介護は出来ますよね?」とよくありそうな質問を投げかけてくる面接官はいます。

私の場合は「じゃあ、異業種で無くて老健行けば良かったんじゃないですか?」と意地悪い突っ込みをされました。

その質問に対して私はこう答えました。

非正規雇用が多かったのも理由の一つです。

 

営業に転職したのは正社員という事もあり、一度で良いから営業職を経験してみたかったという理由です。

 

御社の雇用形態とホームページに掲載されていたケア(※1)が素晴らしいと感じたからです。

私の経験から言うと、ここまで圧迫気味な面接をするところはブラック施設の可能性が高いので、一度施設見学してみるの良いですね。

※1は事前にホームページを確認して具体的にどうのような介護やケア、活動をしているか下調べ必須です。

同じ介護サービスでも、お住いの地域にはに複数の介護施設が存在します。

そうした環境下の中、「なぜその法人(会社)」を応募したのか?

そこはかならずしっかりと答えられるようにしておきましょう。

  • 従来型ユニットケアに興味がある(入居型限定)
  • 家からの通勤が時間が短い(通いやすい)
  • 待遇が良い(正社員、福利厚生)
  • 母体(法人)が大きく安定している

等など…

その事業所が他所と比較して抜きんでているメリットを言えば大体OKです。

後は配属される部署に興味がある旨を説明することが大切です。

介護職へ出戻る際、友人の紹介は危険

最近の介護施設の中には知人の紹介システムがあります。

自分が他人を紹介すると紹介した介護士に紹介金が出ます。

私は以前に一度、知り合いの紹介でとある介護施設に入った経験がありました。

しかし、入職した施設は過重労働で地元の新聞で取り上げられる程の劣悪な施設でした。

これは一例に過ぎませんが、私が実際に友人の紹介で入職し失敗しているので皆さんにはオススメしません。

介護士への出戻りは転職エージェントがオススメ

転職エージェントは面接対策や希望条件の交渉など様々なサポートをしてくれます。

キャリアアドバイザーと呼ばれる専門のプロが、就いてくれるのでスムーズに転職を進めてくれます。

給与の交渉などの仲介も行ってくれるので、聞きにくい事なども代行してくれます。

中には入職にするに当たって引っ越し費用を全額、又は半分取り持ってくれたケースもあります。

自分で求人を検索し応募、面接のやり取りを全て行う転職サイトより面接の通過率や待遇の面でかなりおすすめのサービスです。

出戻りしたいけど転職に不安のある方は是非登録する事を強くおすすめします。

転職で失敗しない本当に役立つおすすめの介護転職サイト
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最後に

いかがでしたか?

出戻りに不安を持っている方も多いと思いますが、実際のところ無資格の40代でも受かるのが今の介護業界です。

しかし、そういった施設は常に人手不足で過重労働を強いられてしまう危険性があるので転職エージェントを利用しましょう。

転職エージェントは事業所からの報酬で成り立っているのと信用性が第一なので、ブラック施設はとことん排除されています。

ただし、中には信用に欠ける求人もある可能性も捨てきれないので施設見学をして、実際の施設の雰囲気を知る事も大切です。

せっかく出戻りをするのであれば妥協せずに厚待遇の施設を狙っていきましょう。

それでは最後まで読んで頂きありがとうございました。

介護士の仕事
黒澤春

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