今回は低年収だった元介護福祉士の私が、異業種(他職種)に転職した際に役立ったオススメの転職エージェント(転職サイト)をご紹介します。
介護士の仕事で将来が不安…給料が安いし休みも無いから別の職種の仕事もしてみようかな?といった理由で転職をお考えの方は少なく無いと思います。
私が以前勤めていた社会福祉法人は、委員会活動によるサービス残業、きついワンオペ勤務等で心身ともにボロボロでした。
さらに寿命を縮める夜勤に加え、不規則な三交代制で不眠症になった経験もあります。
社会貢献の高さからやりがいを求めて福祉業界に飛び込む人も一定数いますが、理想と現実の違いでリタイアする人も珍しくありません。
40歳モデル年収の業界平均
こんなの見せられて誰が介護やりたいと言うのだろう? pic.twitter.com/S62cAJRdjA— KabuLink☆エース☆株&FX&仮想通貨 (@perfectdarkace) September 3, 2019
40歳の給与モデルを見て分かるように、介護の仕事は悲しいことに給料面では下からワーストNO.1なんですよね…
介護の仕事は精神的にも肉体的にもハードですが、給料が伴っていない事の裏付けのツイートが話題になっています。
私が介護士から一般職に転職に成功したのはハローワークや地元求人誌を見るのを止めたからです。
転職回数を増やしたくない、転職で失敗せずに成功したい方は必見の記事です。
是非、最後までお付き合いください。
介護職からの異業種への転職について
結論から言うと、介護士から異業種に転職する事はとても簡単です。
やる気さえあれば誰でも転職出来ます。
初めて転職する人にとって「本当に私は介護以外の仕事が出来るのだろうか…」と不安になるかと思いますが、実際に私は介護業界からの転職に成功しています。
異業種に転職するに当たって注意すべき事は働いてる内に「自分が何をしたいか?」「自分の価値を知る事」が重要になってきます。
やりたい事がない介護士が転職前にしたいこと
ただ何となくと言う理由で退職しても路頭に迷ってしまう危険性があります。
転職エージェントを利用する前に、自分のやりたい仕事を明確にするのも大事かと思います。
これといってピンとこない方は自分の市場価値を知るサービスを利用するのもおすすめです。
あなたの市場価値を見いだす転職アプリ【ミイダス】
転職すべきタイミングや、自分の市場価値を知るのにオススメなのは「ミイダス」です。
自分の価値を知ると言う側面が強いサービスですが、無料登録後に企業からのオファーも届いたりと転職援助サービスもございます。
いきなり転職エージェントはちょっと…という方には特におすすめです。
今の自分は転職市場でどのくらい価値があるのか?など、自己分析ツールとして有能なので是非無料登録しましょう。
介護士から転職する際に人気の職種まとめ
介護職から転職する際に転職先として人気のあるオススメの転職先を紹介していきたいと思います。
介護士のスキルしかないから転職先が限られるなんて事はありません。
世の中には様々な仕事が存在しますが、その中でも実際に私が転職した業種やネットで好評なものを厳選してみました。
- 総務や事務職(特に医療事務)
- コミュニケーション能力が活きる営業職
- 飲食や販売等のサービス
- 介護の資格を活かせるタクシー運転手(二種免許必須)
- 違うホワイト施設での介護職
介護職からの転職先で人気の高い職種は上記の通りです。
なぜ上記の仕事が介護士からの転職先として人気があるのか、ざっくり説明していきたいと思います。
総務や事務職(特に医療事務)
女性が多い介護職の転職先と先として事務所を選ばれる女性は非常に多いです。
特に介護士は医療福祉という分野に区分されるということもあり、医療事務に転職される際は介護士の職歴は武器になります。
介護日誌をパソコンで作成している施設に勤めていた方であれば、そのスキルを活かせれるので書類選考や面接でもアピールポイントとして使えます。
医療事務以外では一般事務も人気ですが、基本的に事務職は女性の人気職ということもあり倍率は高めです。
就職を有利に進めるためにおすすめなのは「日商簿記3級」の資格です。
取り敢えず簿記があれば面接の振るいに落とされる可能性は低くなります。
事務職の年収モデルですが、大手企業に比べ中小企業だと手取り12,3万の低い事業所もあるので、慎重に選んでいきましょう。
年収としては介護士と余り代わり映えの無い会社もありますが、暦通り休めるのは最大の魅力といえるでしょう。
プライベートの時間も作りやすいため、将来的には家庭に入って子育てをしたい女性の方にとってオススメの職業です。
コミュニケーション能力が活きる営業職
左←営業の時の
右←現在介護の給料ww
夜勤やってこれだからなぁ…辛い pic.twitter.com/s6bmgzJHF4
— 元介護士の転職ブログ【黒澤 春@クロハル】 (@harukurosawa) June 3, 2019
介護職から保険のセールスマン等の営業職への転職される女性も多いです。
そしてツイートでもある様に、私は営業職の経験者で総支給額50万を月収で稼ぐことに成功しました。
努力した分給料にインセンティブ(歩合給)が加算されるのでとてもやりがいのある仕事です
仕事にコミットして頑張れば頑張るだけ給料が高くなるのが最大メリットと言えるでしょう。
勿論、歩合制なので頑張らないと余りお金になりません。
介護職で養ったコミュニケーション力をフルに発揮していきましょう。
介護士をされていた方なら多少なりともコミュニケーション力は他職種より上手くいくはずです。
人と関わる仕事が好きな方であれば高確率で数字を叩き出せるはずです。
手っ取り早く稼ぎたい人や、自分の実力を試したい方や実力至上主義の方におすすめの仕事です。
いきなり営業職に転職するのが不安な方は「介護用品」のレンタル事業の営業職でキャリアを積むのも手です。
実務経験を積んでから転職エージェントを利用して大手企業に転職する道もあります。
実際のところ、法人営業は例外として個人営業は高齢者の方が多く感じました。
そこで介護士時代の思いやりの精神とコミュニケーション力が活きる訳です。
飲食や販売等のサービス
飲食や販売といったサービス業のオススメポイントは大手企業の幹部候補の求人が存在する事です
幹部候補として転職した暁には厚待遇で介護士より豊かやな生活が待っているかと思います。
しかし、サービス業とひとくくりに言っても様々な仕事があるのでそこは抑えておきましょう。
- ホテルマン
- スーパーやデパートの店員
- 居酒屋の店員
等…
介護職と同じくお客様と接する機会のが多く、こちらの業種も介護で養われたコミュニケーション力がとても役に立ちます。
ここで注意すべき点はサービス業にもブラック企業が多いので、介護職と同じく人手不足で大変な会社にいかないよう要注意です。
きちんと事前に目星を付けた企業が自分の望む条件とぴったり合致しているかリサーチしましょう。
介護の資格を活かせるタクシー運転手
給料が安いと思われがちなタクシードライバーですが、私の知人で月に30~40万も稼いでるドライバーさんがいます。
ヘルパーや介護福祉士を持っていれば「介護タクシー運転手」としても活躍出来るため、安定した給料を貰える事も可能です。
又、16時間勤務をして次の日にガッツリ休む働き方もできる為、夜勤で培われた忍耐力をそのまま活かすことも出来ます。
基本的にシフト制だったり、夜だけ勤務だったり会社によって業務形態はまちまちです。
そこは応募先の会社ときちんと労働条件を相談しましょう。
ドライバー職は一人で行う仕事のためストレスが少なく精神的にも楽なのがメリットだと思います。
新卒でタクシードライバーを希望する大卒社員が増えている。
なぜタクシーなのか…
それは休日・給与の良さを強調する。
「1カ月の勤務は11〜13で大学生の時よりも遊べるという。「隔日勤務」は朝8時〜翌日2時
3連休を2回取れる月もある。pic.twitter.com/2Rs1LMICYY— 実は稼げるタクシードライバー (@TAXIxLIFE) September 4, 2019
デイサービスなとの介護職で送迎車の運転経験をされた人にとって面接の際のアピールポイントになるでしょう。
タクシーはハイエース等の送迎車と違い車体も小さめですし、高齢者の方を慎重に送迎する運転スキルもそのまま活かせる事が出来ます。
地元の地理に詳しい元デイサービス介護士にとってタクシードライバーの業務は案外天職かもしれません。
うまく仕事をこなせば大手サラリーマンより稼げたりする事もあるそうです。
実務経験を積んで個人タクシーを開業した暁には年収1000万も目指せるかもしれません。
実際に1000万プレイヤーの方もいらっしゃるそうです。
POINTここで覚えておきたいのはタクシー運転手には「普通二種免許」が必要なので、普通免許ではタクシー運転手になれないので注意です
違うホワイト施設での介護職
そもそも介護職から転職する理由はたくさんあります。
私が実際に介護士をしていた際に懸念していた点を下記にまとめて見ました↓
- 人間関係
- 低賃金
- 人手不足による過重労働
この三点が大きな要因だと思われます。
深層心理では「本当は介護士は嫌いでは無いけど、安月給だったり精神的にきつい」といった理由で転職を考える方もいらっしゃるかと思います。
でしたら、いきなり異業種にいくのでは無く、高待遇の違う介護事業所に一度転職してみてはどうでしょうか?
準社員や契約社員の介護施設で労働搾取をされている方は将来のために正社員雇用の求人に応募することをおすすめします。
介護職は専門の転職エージェントが豊富なので利用価値は高いです。
私は以前に準社員や契約社員雇用でしか介護士の仕事をした事がありませんでしたが、転職エージェントを利用し、正社員介護士になる事が出来ました。
母体がしっかりした医療法人社団や社会福祉法人、株式会社に勤める事で介護福祉士でも平均年収以上稼げるチャンスはあります。
ケアマネージャー(介護支援専門員)の資格を取得する事を視野に入れるのであれば、夜勤手当てが無くてもしっかりお給料を貰える介護事業所を選ぶ事も重要なポイントです。
きちんと自分に合ったキャリアプランを実現させるためにも転職エージェントを利用し担当と相談して転職活動をしましょう。
介護の同業界への転職の際は下記記事のオススメの介護転職エージェントに無料登録しましょう。

仕事を辞めたいと思ったら即行動すべき
結論から言いますが「介護の仕事を辞めたい」と思ったらすでに転職するターニングポイントだと思ってください。
「仕事を辞めたい」と思った時点であなたにとって、それが限界が近い地点だと言っても過言ではありません。
そしてなぜ即刻も転職した方が良いのか?
転職市場では20代から35歳までが転職する際に有利な年齢と言われています。
当然ですが転職の適齢期が過ぎれば必然的に異業種への転職の成功率は低くなり、転職が困難になります。
介護職は未経験の40代50代でも就職は容易いですが、一般職となると話は別です。
高待遇な大手企業などは就職するに当たって年齢制限があります。
残酷ですが、年を取りすぎた結果書類選考すらさせてもらえないなんて自体になりかねません。
もしこの記事を見ている方で20代の方で「介護職を辞めたい」と思ってる方は絶対に今すぐ行動して下さい。
若さという最大の武器があれば、実務経験が無くても異業種でも採用される可能性が大幅にアップします。
20代におすすめの転職エージェント
第二新卒や二十代の方は若手の人材しか就職出来ない貴重な求人も多いです。
手始めに、自分のスペックにマッチした転職エージェントに無料登録しましょう。
20代介護士が転職するなら「マイナビジョブ20’s」
20代の転職なら「マイナビジョブ20’s」がオススメです。
若いうちにしかチャレンジ出来ない異業種に転職する際は大手マイナビのサービスは登録必須といっても過言ではありません。
特に関東や関西圏に在住の方は積極採用中ですので、転職する際にはどんどん活用していきましょう。
ウズキャリ
株式会社UZUZの運営する「ウズキャリ」は内定率が高い転職エージェントです。
第二新卒、20代をターゲットにしている転職エージェントなので若年層に人気があります。
業務に直結する研修を行っている転職エージェントは結構珍しく、未経験からスキルアップしたい方や、異業種からITエンジニアや営業の仕事を目指したい方におすすめです。
全年齢におすすめの転職エージェント3選
30代~50代の方でも、職種によっては簡単に転職出来るのでご安心下さい。
介護士だけの職歴でも応募可能な未経験可の求人はまだまだ健在です。
母数を増やすために数社の転職エージェントに登録して様々な求人を漁りましょう。
転職エージェントでは転職先に関する質問だったり悩みを無料で聞いてくれます。
転職初心者の方はエージェントの担当者に相談して、自分に合った条件の案件を見つける事が鍵となります。
転職エージェントには非公開求人と言われる比較的高待遇な求人が掲載されているので積極的に相談し応募していきましょう。
それでは早速オススメの転職エージェントをご紹介していきますので、是非とも参考にしてみて下さい。
doda
TVやYouTubeのCMでもお馴染みの転職エージェントと言えばdoda。
私も実際にdodaを利用した転職で営業職への転職を果たし月収50万を達成しました。
取り合えずどの転職エージェントに登録したら良いか分からない方はdodaに登録する事を強くおすすめします。
マイナビAGENT
業界大手の株式会社マイナビが運営する「マイナビAGENT」では、20代〜40代まで豊富な正社員が求人がたくさん掲載されております。
大手ということもあり、都市部に限らず田舎地方住みの方でも安心のサービスとなっております。
介護士で転職が初めての方でも使いやすい転職エージェントと言えるでしょう。
dodaと比較すると求人数は少ないですが、地方の求人が他の転職サイトより掲載されています。
ハタラクティブ
「ハタラクティブ」は、フリーターなどの非正規雇用から正社員になれるように力をいれています。
社会人未経験者でも安心して利用できる転職エージェントなので、スキルの無い介護職の方でも転職を有利に進められます。
ハタラクティブで内定された方の多くが大手企業に内定しており、掲載されている求人の80%以上が「未経験可」の正社員求人となっています。
ハタラクティブの最大のメリットとして約2週間で内定を獲得できる点です。
相談後すぐに求人を紹介してくれるため、早く転職したい方におすすめです。
転職エージェントは複数社登録しましょう!
転職サイトによっては掲載されていない非公開求人があるため、最低でも3つ程は登録しておくと良いでしょう。
取りこぼし無くホワイト企業を精査して、転職を成功させるためには情報量が鍵となります。
少しでも迷いがあるなら3つ以上の転職エージェントは無料登録すべきだと思います。
最後に
実際に私は介護職から転職して本当に良かったと感じています。
ツイートでもあるように給料も二倍になりましたし、仕事に困った際は簡単に介護士の仕事に戻ることも出来ます。
介護職から異業種に転職をお考えの方は本記事を参考に転職して見てはいかがですか?
人生一度きりですし、介護の仕事は潰しが効くので若い内に行動するに越したことはありません。
若い時間は二度と戻らないですし、今この瞬間があなたが転職市場で一番価値が高い状態です。
しつこいようですが、介護職はいつでも戻れますが一般職は適齢期を過ぎれば就職が困難になることを忘れないで下さい。