今回は「なぜ良い介護士ほど仕事をすぐ辞めてしまうのか?」というテーマで話を進めていきたいと思います。
勤続年数が一年、二年くらいの有能な人材が職場から去っていった経験御座いませんか?
私は僅か数ヶ月で退職していった有能な方々も何人も見てきました。
そういった退職されてしまう方に共通する事は「常識のある良い介護職員」が多いことです。
YouTube動画で視聴、ラジオ感覚で聞きたい人は下記動画を再生されながら記事をお楽しみ下さい。
まともで賢い介護士が転職する理由
まともな介護職員が職場に見切りを付けるのは、正常な判断能力と転職出来るだけのキャリアやコミュニケーション能力が備わっているからです。
具体的にまともで賢い介護士さんが何を基準に転職に踏み切っているのか?
そこについて掘り下げていきたいと思います。
賢い介護士は施設の将来性を予測して辞める
賢い介護士さんは、自分が勤めている介護施設の将来性を見ています。
自分の勤めている法人・会社がきちんと介護に対して真摯に向き合っているのであれば、離職率は確実に低いはずです。
産休に入り、そのままフェードアウトすることなく復職されたり、役職を目指し日々スキルアップに勤しみ役職を目指す介護員が多いと思います。
成長の余地や環境改善に尽力している施設であれば、おのずと有能な介護士が集まり事業所が成長していきます。
しかし、施設サービス管理者クラスの方が退職されたり、職員の入れ替わりが激しい事業所には何かしらの問題があります。
よって、これらの事を基準に将来性を判断されている介護士はきちんと自分の将来設計をされていると言っても過言ではありません。
面倒な仕事を押し付けられるため辞めてしまう
良い介護士さん程、仕事熱心故に面倒くさい仕事を押し付けられてしまう事は珍しくありません。
例えば、委員会の委員長だったり、イベントの出し物等、色々な仕事を任されてしますのです。
その一方では適当にやっている職員や面倒事を避けるうまい職員はのうのうと仕事をされています。
私の知っている介護福祉士さんの話ですが、サービス残業で深夜遅くまでイベントの出し物を作成されている方がいらっしゃいました。
結局その方は翌年に退職されましたが…
真面目で優しい介護職員は良い小間使いにされてしまうんですよね。
まともな介護士は理不尽な職場から逃げる【当然】
当然ですが、まともな介護士さんは理不尽な介護施設の運営体制に違和感を覚えるため、逃げるように辞めていきます。
先日、仲良くして頂いている男性介護士さんのお二方と食事をする機会がありましたが、その方の働いている介護施設で優しく良い介護士さんが辞めてしまわれた話を聞きました。
そして、現在残っている職員は「意地悪なおばさん介護士」や「話を右から左に受け流すような職員」が残っているとの事でしたww
まともな神経では介護業界の人間関係や無茶ぶりな業務内容に嫌気が差すんでしょうね…恐らくですが。
良い介護士が辞めていく離職率の高い施設の傾向とは?
利用者様のためと言いつつも業務内容が過酷過ぎて仕事が回っていない施設は離職率が非常に高いです。
- 終らない食事介助
- 人員配置が少ない
- 業務時間内で仕事が終わらない
- サービス残業がある
結論から言うと、人手不足にも関わらず必要最低限の人数で仕事を回している職場です。
人不足だと見守りが手薄になったりと、事故のリスクも飛躍的に上がります。
正当な評価をしてくれない介護施設
先ほど、優しく真面目な介護士は面倒な仕事を押し付けられる話と通じるものがあります。
責任の重い仕事をやり遂げ成果を出したのにも関わらず評価してくれない施設に将来性はありません。
例えば、イベントの委員会で素晴らしい催しものをしたとしても、対して評価されないといった場合、あなたはどう思いますか?
イベントのためにサービス残業で何時間も手塩にかけてやり遂げた仕事が評価されないとなると、熱意と言ったやる気が無くなると思います。
役職者も躊躇なく退職してしまう介護施設
主任や係長クラスの職員が躊躇なく辞めてしまう介護施設に良い介護士さんは残らないです。
本来であれば勤続年数の長い職員も新人同様大切にするのが筋ですが、何故か古株の介護職員が辞めていく施設は役職にステップアップする毎に無理難題な仕事を押し付けられます。
先を見越す能力がある方はそういった理不尽な経営方針に目を付け、早々と転職されます。
努力して手に入れた役職を捨ててまで転職してしまうという事は確実に施設に問題があります。
【介護職】公休や夜勤明け入りの会議の半強制参加
夜勤ではただでさえ気が張って精神的、身体的にきついのに、たかだか一時間のユニット会議に参加させるとか正気の沙汰ではありません。
ましてや貴重な公休で呼び出されたら気が休まりませんよね。
酷い介護施設だと会議は賃金が発生しないケースもあります。
以前、私の勤めてた老人保健施設がそうでした。
こうした理不尽で労働基準法違反をしているからこそ、まともな介護士は違和感を感じて退職していくと思います。
【介護あるある】違法行為!サービス残業が当たり前なブラック施設
労働というものは自分の人生を削って、その時間の対価として賃金を受けとります。
なので、サービス残業を強要する、当たり前になっているブラック介護施設はただの犯罪組織です。
労働基準法という立派な法律を守れない会社が職員の健康や安全を守れる訳がありません。
雇用契約違反を黙認する介護施設や頭のおかしい介護職員と気持ちよく仕事が出来る訳がありません。
なので、まともな介護士さんは早々にその仕事先に見きりを付けて次の職場へと転職していきます。
中には残業時間が45時間を越える長時間労働を強いる介護施設もありますが、残業の証明があればすぐに国からのお金が貰える失業保険制度もあります。

賢くて良い介護士さんが転職する際にしてる事
賢くてまともな介護職員さんがブラック施設を避けてホワイト施設に転職するためには、ハローワークや地元求人誌は利用されません。
理由としては、年中募集しているような施設は離職率も高く、人の寄り付かないブラック施設の可能性が大です。
CMでも目にするような大手転職エージェント(求人サイト)のように、介護も専門の転職エージェントが存在します。
人材紹介サービスという事もあり、厳選された選りすぐりの介護施設が満載なので、早々に転職希望の方は是非、無料登録しましょう。

最後に
いかがでしたか?
良い介護士さんは常に自分が素晴らしい最高な環境で仕事が出来るように網を張っています。
あなたも良くしてくれた介護士さんに遅れを取らないように、今の施設で満足せずにホワイトな環境を目指し転職活動をしていきましょう!
最後まで読んで頂きありがとう御座います。