一般人では無く芸能人の方もかかってしまう適応障害とは?
仕事をする上でストレスに晒されれながらも頑張って生きています。
しかし、仕事のストレスや環境に適応出来ずに、それが重圧となり適応障害を発症してしまうケースも珍しくありません。
ちなみに適応障害が悪化するとうつ病になったり、さらに進行すると統合失調症になるといったリスクが潜んでいます。
適応障害の主な原因としては、仕事という社会生活の中で、過重労働だったり特定のストレスが原因で発症したりします。
睡眠障害だったり、生活に支障をきたす症状を引き起こす精神疾患です。
本記事では適応障害とはどのような病気なのか、原因や解決策について解説していきます。
ちなみに私は適応障害より重度な「うつ病」になってしまい、退職した経緯があるので知人の話も交えつつ話していきたいと思います。
適応障害とは?
適応障害は、ある特定の状況や出来事(転勤、配転、新しい人間関係など)が、その人にとっての主観的な苦悩(とてもつらく耐えがたく感じ)を生み、そのために気分や行動面に症状が現れるものです。 たとえば憂うつな気分や不安感が強くなるため、涙もろくなったり、過剰に心配したり、神経が過敏になったりします。
上記での説明でもある通り、特定の状況や出来事が原因で起こるので原因が不明確な「うつ病」と違って仕事が理由だったりと改善策を模索しやすいのが特徴です。
私の知人の方は転属してパワハラ上司と営業所にて二人だけで仕事をする環境になって、適応障害が発症しました。
こういった様に環境が変わってから明らかに慣れてる仕事なはずなのにうまくいかない…会社にいきたくないといった症状が出ます。
また長時間労働によって適応障害になるリスクも懸念されます。
残業時間が多いことにより、精神的に追い詰められるケースも多々あります。
その際は、雇用保険の期間によっては、条件を満たせば仕事を辞めても最短で失業保険が受給出来ます。
適応障害はストレスの原因が明確
適応障害の特徴として原因が明確な場合が多いです。
今回のケースでは異動前の部署では精神的な面からみても適応障害の症状が現れていませんでしたが、いざ部署異動して上司との関係性がうまくいかずに発症したとの事でした。
原因究明のためにも精神科に一度受診して医師からのアドバイスや指示をもらうと、より原因が明確化すると思います。
【適応障害】ストレスが原因での体調不良
適応障害によって生活にどのような支障が起きるのか?
- 声が出なくなる
- いきなり涙が出る
- お腹の調子が悪くなる(便秘・下痢)

合併症で「痔」になったりと、精神的な弊害以外も併発する可能性もあるのが恐いですね…
精神的な症状が現れる
適応障害になると身体的な不調以外にも様々な精神的ストレスで生活に支障をきたします。
- 抑うつ状態
- 過食などの暴飲暴食
- 食欲不振
- 睡眠障害
- 不安な気持ちになる
これらの症状が現れると仕事だけでは無くプライベートにも支障をきたします。
家族や友人に対して冷たく当たってしまったりと、余裕が無いが故に健康面に限らず人間関係にも支障が出てきます。
感情の喜怒哀楽がコントロール出来なくなる
上記の状態だともはや感情のコントロールが効かず、行きすぎた行動をしがちです。
社会的に当たり前な事が出来なかったり、普段こなしていた仕事が適応障害が弊害となり物事に集中できなくなる恐れがあります。
悪化してしまうと仕事の無断欠席、無謀な運転やイライラして喧嘩っ早くなったりと、攻撃的な行動がみられることもあります。
逆に「涙が自然と出てきたり」と気分の落ち込みも懸念されます。
発達障害などの精神心疾患があった
ADHDなど元々の精神疾患がある方も適応障害が併発しやすいです。
落ち着きが無かったり、他のことを考えたりしてしまい、仕事がうまくいかずにミスをするといった悪循環に陥るケースも多いです。
そういった場合は職種自体が自分と合ってない可能性も否定出来ませんので、今の仕事が自分に本当にあってるのか診断してみると良いでしょう。
適応障害に合った仕事を見つけるには「ミイダス」がオススメ
適応障害の方が自分に合った仕事や市場価値を知るのに「ミイダス」がオススメです。
無料登録後に企業からのオファーも届いたりと、適正の高い仕事を探すにはお手軽に始められるサービスです。
無料登録して隙間時間で診断してみたら意外な発見があるかもしれまん。
適応障害は環境を変えれば早くて半年程で改善する
原因が仕事と明確な場合は根っこの部分を改善することで比較的、症状が早い段階で緩和します。
まずは本当に仕事が原因の適応障害か知るため精神科か心療内科に掛かるのがベストです。
原因究明のためにハードルは高いですが、予約して受診してみることを強くオススメします。
適応障害になる原因の例
先ほどまでの章で大分実例を説明しましたが、改めてここでは原因の例を深掘りしていきたいと思います。
精神的に生活に支障が出ている方はこれを参考にして、原因究明の鍵としてもらえればと思います。
部署異動先の環境が合わないと適応障害になる
居心地の良かった慣れ親しんだ部署から劣悪な環境に変わってしまうことで発症するケースもあります。
前の部署とのギャップかは余計に精神的に追い詰められ、自分が惨めに感じて病んでしまいます。
鳥は大空で羽ばたけますが、海の中では自由になれないのと一緒で、人にも適材適所があることを忘れないで下さい。
上司からのパワハラで適応障害になる可能性がある
言わずもがな、パワーハラスメント労働基準違反という犯罪をされている職場で頑張っても報われる訳がありません。
私も営業職時代に見事にパワハラ被害に合いました。
成果を出して半年で主任になり給料も50万近くもらっていましたが、結局耐えきれず僅か11ヶ月で退職した経験があります。
人間は理不尽な環境で働くに当たって心は丈夫に出来ていません。
もし、自分の許容範囲を越えるパワハラがあったら適応障害になるリスクは跳ね上がります。
自分に厳しく頑張り屋さんは適応障害になりやすい
自分に厳しく頑張り屋さんは真面目な人が多く、自分の気持ちを圧しころして無理をした結果、適応障害になるケースもあります。
しかし、業種によってはノルマもあるので「頑張らないと上司に詰められる」という内部事情もあります。
ですが、仕事はあくまで生きる上でのツールであり、生きることが第一なのである程度の鈍感力は大切かと思います。
なので過敏に反応せず少し肩の力を抜いてみましょう。
適応障害を未然に防ぐ方法
適応障害になってからだと治療に時間がかかったり、プライベートに支障が出るので取り返しが付きません。
なので未然に防ぐことが重要になってきます。
給料だけで職場を選ばない
まさに先ほど紹介した私の営業職の話ですね。
給料で選ぶのでは無く適応障害でも働きやすい労働環境の仕事を見つけることが大切になってきます。
ただ、給料の高い会社は待遇が良い分、労働環境が良いケースも多々あるので、入社してみないと分からないのも覚えておきましょう。
職場選びは予め慎重に精査する
当たり前ですが口コミが最悪なブラック企業で働くに当たって適応障害になるリスクが高まります。
Googleのキーワード検索で会社名を検索した際に「パワハラ」「ブラック企業」等の予測変換が出てきた際には注意が必要です。
動画でもあるように会社の前で張り込んで就業時間を過ぎても電気が付いていたりと、下調べするのはかなり困難ですし労力を掛かります。
ネットが発展した現代なので文明の力(インターネット)をフル活用して企業を精査していきましょう。
部署異動を打診する
部署異動して環境が合わない際は、元いた部署に復帰できるか会社の上層部に相談してみましょう。
今回の動画のケースでは事業所が閉鎖になったので、戻ることが出来なかったのでどうしようも出来ませんでした。
しかし、前の部署がまだ生きてる場合はダメ元で元の部署に戻れるか打診してみる価値はあると思います。
適応障害になった時の対処法
いざ適応障害になってしまうと、睡眠障害などの病気なので療養に仕事に行きたくないなどいった症状が現れます。
上記の動画では原因が上司のパワハラという明確なものでしたが、適応障害の原因も人それぞれです。
ですが、対策としては大体当てはまるものを抜粋してみましたので、対処法を知りたい方は是非実践してみてください。
適応障害になったら取り敢えず休職する
適応障害の原因が仕事であれば休職して様子を見ましょう。
ちなみに動画内で共演して頂いた方もこの方法を利用されていました。
休職するには精神科か心療内科にいって休職の診断書をもらうことが必要です。
ですが、自分が休業したところでパワハラ上司の対応なんてほぼ変わりませんし、労働環境が改善される見込みは無いに等しいと思ってください。
自分に合った職種、職場探しをする
動画内で紹介されていた「転職会議」の仕組みとして、日本企業の口コミが見れるメリットがあります。
中には口コミが投稿されていない企業もありますが、転職先がブラックかどうかの判断材料として使えるためかなり重宝いたします。
デメリットとして、この口コミ掲示板は無料登録ですが、あなたが勤めていた企業についての口コミを投稿する事で全ての口コミを観覧する事が出来ます。
登録して、口コミを投稿すると口コミのモザイクが解放され全ての投稿を見る事が出来るシステムです。
企業情報と自分の希望条件と照らし合わせながら就職先を探せるのでとても心強いです
適応障害になったら転職を検討する
休職の話の続きになりますが、私の予想した通り共演者の方は休職しましたが、結局退職しました。
個人の意見を批判するつもりはありませんが、心の内では「仕事辞めるだろうなぁ」とは思っていました。
なぜなら自分が療養したところで毒に犯された環境が浄化されることはまず有り得ないからです。
また毒を接種すれば適応障害は再び発症するでしょう。
なので、休業から復帰しても何も変わらない場合は退職を検討してみると良いと思います。
適応障害に対して批判する職場は退職すべき理由
「適応障害」や「うつ病」に対して理解を示してくれない職場は直ぐ様退職すべきです。
適応障害に対してこのように上司の方がおっしゃってたそうです。
- だからバカなんだよ
- 若い頃に苦労しなかったからだ
- 俺の若い頃は当たり前だった(体育会系の体制)
こういう風に病気の方に対して無神経なこという人格破綻者と仕事をしてても絶対に幸せになれることはありません。
ガン患者さんに向けて上記のようなことが言えるでしょうか?
完全に精神疾患を軽んじてる稚拙な発言だと感じました。
適応障害の人は退職しても失業保険をすぐにもらえる
適応障害になると、抑うつ状態になったりと行動する気力が欠けてしまいます。
なので、退職してから転職活動を検討する方も多いかと思います。
条件を満たせば「傷病手当」を退職後に支給されたりしますが、事業所からサインをもらったりと手続きが面倒なので割愛します。
興味のある方はネットかYouTubeで調べてみてください。
なので、ここでは「適応障害で失業保険をすぐに貰う方法」について軽く話していきたいと思います。
POINT雇用保険に6ヶ月、若しくは12ヶ月掛かっていないと貰えないので注意です。
この様に一定の条件を満たすことで失業保険をすぐに貰うことができるので、仕事を辞めてもお金の心配はございません。
さらに細かく言うと、「適応障害」で退職後した際に半年間の雇用期間だけでも失業給付をすぐに受けられます。
ちなみにYouTube動画にも実際の体験者と対談し、貰えたとおっしゃっておりました。
詳しく説明すると長文になりますので、「仕事をすぐに辞めたい」方は、まとめた記事がございますので合わせてお読みください↓
◆関連記事

適応障害だと失業保険がすぐもらえる
適応障害だと「特定理由理由離職者」に該当するため、通常であれば「2ヶ月」の給付制限の後にお金が貰えるので、それまで無収入になってしまいます。
それを防ぐためにハローワークの提示する診断書(ハロワから貰える)に掛かり付けの医師からサインをもらいましょう。
失業保険をすぐ貰う方法は「うつ病での申請方法」と同じなので下記記事を参考にしてみてください↓

就活する際は転職エージェントを利用してホワイト企業にいこう!
ハローワークは無料で会社側が無料で求人を掲載出来るため、空求人やブラック企業が多く存在します。
地元求人雑誌も大体同じような企業が募集してるので、ホワイト企業が載っているのはごく稀です。
ですので、転職サポートプロである転職エージェントを利用しましょう。
転職エージェントは人材を紹介し、入社まで持っていくことで報酬を得るため適応障害の方へ対しても担当者が付いて手厚くサポートしてくれます。
実際に私も「マイナビ」といった有名な転職エージェントを中心にいくつか登録し、転職を成功させました。
もう転職で失敗したくない方は是非無料登録してみてはいかがでしょうか?
◆オススメの転職エージェント記事は下記より↓

最後に
適応障害は社会人に限らず、学校生活を送っている学生さんもなる可能性のある身近な病気です。
人生を生きていく上で、主に理不尽なストレスが原因となり発病するケースが多いです。
その重度のストレスに適応できない時に起こる心身の不調や症状こそ適応障害です。
記事内でも説明した通り、対処法としてストレスの原因から離れる、原因から逃げる事が大切です。
仕事上のストレスへの対処はまとめると以下の通りです。
- 精神科にいって診断書をもらう
- 薬物治療をする
- 休職期間を設ける
- 部署異動を打診する
- 転職する
適応障害では自分の健康を第一に考え、場合によっては休職や転職を視野に入れる必要があります。
就職活動をする際は転職エージェントを利用して、自分の条件に合った就職先を見つけるために最大限に活用していきましょう。
担当者がサポートしてくれるため、ハローワークと違い会社とのやり取りも代行してくれたりと精神的負担も少ないと思います。
転職で失敗してきたこそ言えますが、精神疾患を抱えお金が無い状況だと、冷静な判断が出来ず焦って適当な会社に入社してしまった…なんてこともあります。
まずは適応障害になったら病気と向き合いうまくコントロールして、感情的にならないように心掛けましょう。
あなたの病状と現在の状況が良い方向に向くよう影ながら応援しております。