介護職は底辺職とネットで炎上する程、世間からの評価は高くありません。
私自身、介護福祉士保有者ですが年収ランキングやYouTubeチャンネルのコメントを見ても後悔している人を何人も見てきました。
しかし、決して介護職だからといって人生が詰んでるなんて事は絶対に有りえません。
本記事ではその理由と介護職でなぜそのように悩む方が多いか?その解決策を話していきたいと思います。
介護職の経験があることで食いっぱぐれる事はない
私は介護職以外にもホストクラブの経験がありますが、売れなかったが故に最低賃金を下回る底辺より底辺な生活を経験しました。
低賃金ですが、各社会保険など完備されている介護職はまだまだ恵まれていると思います。
さらに初任者研修や実務者研修、介護福祉士をお持ちであれば職を失っても取り敢えず転職して食いつなぐ事は十分に可能です。
介護職で人生が詰んだと思う理由
では、グーグル検索でなぜ「介護職 人生詰んだ」というキーワードが予測変換されるのか?そこを考察していきたいと思います。
介護職が低賃金が故に人生が詰んだと感じる
介護士の求人を見ているとまだまだ低賃金の介護事業所がたくさん存在します。
しかし、処遇改善などの補助金により昔よりかは介護士の待遇は良くなってきており、平均年収以上稼いでいる人が多いのも事実です。
恐らく人生詰んだと感じている介護士さんは地域でもあまり待遇の宜しく無い介護施設に勤めていらっしゃるのではないでしょうか?
介護職だと結婚が出来ない
これも都市伝説で介護職の方でもご結婚されている方はたくさんいらっしゃいます。
これは前に触れたお金、要は収入的に厳しいのではないか?と推測されます。
しかし、共働きのご時世ですし両者で家計を支えれば何とか出来ます。
というか何とかやってる介護士さんが現に多いです。
私の短大時代の男の友人の殆どの介護士さんはご結婚され、子宝に恵まれています。
介護士だから結婚は厳しいというのは収入が少ないという漠然としたものが独り歩きした結果であり、個人的に信憑性は余りありません。
異業種への転職が困難と感じる
これはマインドロックの一種で「自分には介護士しか出来ないんじゃないか?」という一種の自己暗示に近いです。
実際私は介護職から営業職など、倍率の高いベンチャー企業への転職を成功させています。
世間からは「介護の資格はスキルに入らない」と言われてますが、異業種にいく際なんて介護士に限らず未経験者が殆どです。
気にする必要性は皆無です。
さすがに弁護士や医師、独占業務資格が必要な職種への転職は勉強したくてはいけませんが…
私は当時転職エージェントを利用して直接企業とやり取りをして就職を成功させました。
年齢もまだ20代という事もあったのもあるでしょうが、介護職だからといって転職が出来ない訳では無いことを念頭に起きましょう。
異業種の転職となれば分からない事だらけですので、ハローワークより転職エージェントに無料登録するのがおすすめです。

変則勤務による疲れ
介護職は一般職と違って変則勤務により、早番遅番夜勤の3交代制や、日勤夜勤の2交代制が普通の仕事です。
その事によって生活リズムが乱れて「自律神経失調症」や「うつ病」になってしまう介護士さんも珍しくありません。
介護ブロガーをやりつつ介護系YouTuberをやっておりますが、同業の方でも結構体調を崩されている方が多いんですよね…
介護職が人生詰んでいないと思う理由
人生詰んだと感じるを解説しましたが、異業種を経験した私から言える事は、介護士だからといって全然人生詰んでないです。
確かに35歳を過ぎたら転職は難しくなるかもしれませんが、面接さえ突破しちゃえば問題ありませんからね。
介護職は優しくて真面目と思われる
世間からは介護職はエッセンシャルワーカーと言われ、人々の生活に必要不可欠な仕事です。
介護士という誇れる業種に携われることで社会的信用を獲得することが出来ます。
資格を取得して同業種の転職が容易
介護福祉士や介護支援専門員などの資格を取得し、さらには職歴という武器を手にする事が出来ます。
早期退職よりきちんと資格取得という実績や三年〜五年働いたキャリアは同じ介護業界での転職で有利に働きます。
もし、お金が無くて詰んだ…だから結婚にも一歩踏み出せない方はある程度、同じ職場で経験を積んで母体が大きく福利厚生のしっかりした高収入の介護事業所に転職してみてはいかがでしょうか?

介護士はいつでも戻れるので在職中に転職活動
もし、本当に介護職が合わなくて人生詰んだと思っている人はわざわざ介護士を続ける必要はありません。
福祉の短大を卒業した身ですが、正直言うと介護士なんて40.50代の無資格未経験者でも就職出来る業界です。
それならわざわざ介護業界にしがみつく必要なんて全く有りません。
でしたら、在職中にやりたい事を見つけたり希望する職種に必要な資格の勉強をしたり次の人生を模索すれば良いだけの話です。
幸いな事に介護職の平均年間休日は約113日と中小企業クラスにしてはかなり多めに見積もられています。
なので新たな人生の道を切り開く時間の猶予があるといっても過言ではありません。
最後に
今回は介護職が人生詰んでるというキーワードが目に入ったので自分なり思ったことを書いてみました。
自分的には介護から異業種組なので、介護の経験と介護福祉士の資格が心の安定剤になってるので助かってる部分はあります。
いざとなればいつでも戻れるという心の保険があるからです。
何も介護士をしてるからといって悲観的になる必要はないのです。
ですが、低賃金で生活が本当に困窮しているのであれば転職は必須なのが介護業界です。
母体が小さいデイサービスなどバンバン潰れているので、スケールメリットの大きい儲かってる介護事業所に転職するが介護士として生き残るのに重要な戦略になってくると思います。