今回は今後「派手な髪色がダメ理由とは?」というテーマで話をしていきたいと思います。
若い人程オシャレに興味がある傾向が強く、好きな芸能人に憧れて明るい髪色にしたいと思ったことのある人は多いかと思います。
- インナーカラーを入れたい
- 金髪にしたい
- ピンク色にしたい等…
Z世代を中心に若い世代は「個性」を重んじる人たちが増えています。
職場を選ぶ上で髪色自由はもはや重要な条件と言っても過言ではありません。
介護職で派手髪がダメな理由とは?
介護職は仕事柄、高齢者の方から見られる機会が多いと思います。
特に昭和初期に生まれた超高齢者な世代は、金髪等の派手髪のせいで嫌がられるというよりも、悪いイメージが付いちゃってるんですよね。
ドラゴンボールのワンシーンに孫悟飯がスーパーサイヤ人になり、金髪になったのを見て母親であるチチが「不良になっちまっただー!」というように(笑)
要は金髪など奇抜な人に対して以下のようなイメージを持っているわけです。
- 反射社会組織の人間みたいだ
- 不良、ヤンキーじゃないのか?
- 常識を知らない人なのか?
- タトゥーも入ってるんじゃないのか?
なぜ日本が髪色に厳しいかを見たらその時代背景が見えてくると思います。
仕事できれば問題ないかどうかは相手が決めることであり、残念ながら派手髪のせいで第一印象が悪くなってしまう可能性は大いにあります。
Twitterでの介護士金髪論争
ちょうど金髪の記事を執筆している際にTwitter界隈では介護士の金髪に難色を示す人たちが一定数いました。
正直私からしたら超くだらないと鼻で笑っていましたね。
その方たちの意見としては
- 黒髪はドレスコード
- 医療福祉は黒髪であるべき
- 戦争を経験した方に派手髪の人から介護なんて受けたくない
こういった意見を言われている胡散臭いTwitterの介護系インフルエンサーがいました。
しかし私から言わせてみればとてもくだらないというのが結論です。
介護士の金髪がOKかは職場の就業規則に依存する
周りの介護士が正論もどきをぶつけ合ってる中、私が思ったのは会社の就業規則が許すのであれば金髪でもインナーカラーでも好きにオシャレを楽しんでいいと思いました。
それを第三者の雇い主でも無い喋りたがりのツイッター民が「黒髪が正義」とスペースまで開いて語り合ってるのを見てとても滑稽だと思いましたね。
そもそも論、介護業界は人を選べる立場ではない
人手不足が慢性化してる中で「黒髪で真面目そうな人材が欲しい」という考えがおこがましい。
介護業界は新卒の人がやりたくない職業にもランクインしてますし、新卒の就職率訪問介護に関しては0.1%未満です。
人材を選べるような立場でも無いのにも関わらず、優秀な人材を求めていること自体がナンセンスなんですよね。
それなら介護業界の職場改善や給料アップをして、それだけ魅力的な職業に昇華すればいいだけのことです。
残念ながら介護福祉士の私から見てもこんな状況の介護業界には魅力はあまり感じられませんでした。
派手髪が自由だと若手の人材確保が期待出来る
「介護労働実態調査」では介護士の高齢化が顕著に現れており、何と平均年齢約56歳となっています。
それだけ介護職の若者離れが深刻化しています。
その背景には賃金の安さだったり、はたまた人手不足だったり理由は様々です。
しかし、職業選択する際に若い世代の社会人は「髪色自由」も視野に入れている人もいるでしょう。
医療福祉はお固いイメージが強く、そういった面では敬遠されがちですが、髪色を自由にするだけで若手の人材確保が期待できます。
介護士の派手髪禁止について思うこと
では、具体的に介護職員の髪色を自由にした方が良い理由について解説していきたいと思います。
派手髪の悪いイメージは古臭い
金髪などの派手髪に悪いイメージをお持ちの方がいますが、それはもう昔の話です。
現代では昔ほどヤンキーみたいな人ってかなり減りだしたよね?
そういった世代の方々が髪色を明るくしている傾向にあったため、悪いイメージが定着してしまったのかな?と個人的には思います。
ですが、今は令和ですし髪を染めているからといって素行が悪いとは限りません。
よって、金髪などの髪色が派手イコール悪いの方程式はもう崩壊してる訳です。
ピアスと違い介助に影響はほぼない
髪色が明るいことによって利用者様に影響はほぼありません。
強いていうなら「外国人の方ですか?」と勘違いされるくらいでしょう。
ピアスや指輪といった装飾品は介助の際に引っかかったりするリスクがあるので、推奨していない介護施設もあります。
結婚指輪に関しても外されている方が多い印象があります。
実際に現場にいた介護士さんの話だと「排泄物が付いたり、無くしたりするの嫌だから」と話されていました。
ピアスや結婚指輪と違い、髪色自由なことのデメリットと言えば、昔の世代の利用者さまから珍しがられるくらいです。
むしろそれをきっかけに信頼関係を構築されている現職の方もいらっしゃるはずです。
【介護職】派手髪色OKだと仕事にメリハリがつく
派手髪にしたい介護士さんは心の奥底で「友達みたいに私も明るくしたい」といったモヤモヤを抱えるケースが多いです。
実際の若い世代の女性介護士さんに聞いたら「正直もっと染めたい」と話されている方もいました。
そういった些細な不満から仕事に対する姿勢も変わってきます。
勤め先の介護事業所が労働基準法もきっちり守り、残業もなく休日出勤は絶対にないように従業員を扱っているなら反論は難しいです。
しかしながら、実際の介護業界ではサービス残業が多かったり職員に対して不誠実な職場が多いです。
なのに、派手な髪色は禁止!というのは経営者側のエゴではないでしょうか?
お互い妥協しつつ職場での関係性を築いているで、髪色くらいは自由にしてもらいたいですね。
派手髪自由な介護施設も存在する事実
いざ就職したは良いが派手髪が禁止だった!なんて事にならないよう、事前調査は大事です。
実際のところ、全ての介護事業所が派手髪を禁止している訳ではなく、金髪OKなところも存在します。
完璧で非の打ち所がない介護施設で勤めているにであれば、施設側が「派手髪」禁止を謳っているのであれば従う必要性はあるかと思います。
ですが、少しでもサービス残業をさせたりワンオペ勤務かど過酷な労働環境であれば派手髪にする権利くらいは発生すると思います。
不満があるのでしたら介護福祉士を取得やボーナスをもらった等のタイミングで転職を検討してみるのも良いかもしれませんね。

若手介護士は自由な介護施設へ流れていく
実際に介護職の人手不足が昨今で騒がれていますが、待遇の介護施設は退職者が少ないため人材が潤っています。
Z世代の若くて優秀な介護士さんは、きちんと自分の働きたい環境を見定めて日々仕事に励んでいます。
若い奴はすぐ辞める!と愚痴る年配の方もちらほら見られますが、それが今の時代なのです。
昔を重んじるならいっそのこと侍の髪型にでもすれば良いのでは?とも思ってしまいますね。
これからの介護事業所は若手の人材確保のために、派手髪に限らず、古臭い悪習はどんどん改善すべきです。
じゃないと気付いた時には若手のいない将来性のない職場へと成り果ててしまうでしょう。
最後に
いかがでしたか?
今回は派手髪に思うことについてブログ記事を執筆してみました。
派手髪にすることで利用者様への被害が懸念されるのであれば私も反対派になりますが、特に危険性はないと判断しました。
派手髪で介護系YouTuberをされている方も何人かお見受けしますが、本当に生き生きと日常生活を送られていますね。
その方とお話する機会がありましたが「金髪禁止ならこっちから転職するわ」と粋な答えが返ってきましたw
これからはもっと若者の考えに寛容にならなければ介護施設は廃刀令後の侍みたいに路頭に迷うことになるでしょう。
最後まで読んで頂きありがとう御座います。