【Twitter】利用者からの暴言を叱るのは介護職として適切なケアではない

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利用者からの暴言に対して叱るという行為は果たして適切なケアなのか?

私としては認知症の症状で感情のコントロールが効かなくなっている可能性が考えられますので、叱るという対応は適切ではないと思います。

認知症によって脳の機能が低下し、脳の感情を抑制する部分がうまく働かずコントロールが難しくなり感情が爆発して暴言や暴力といった行動をとってしまうことがあります。 同時に理解力も衰えるので不安や苛立ちを感じやすくなり、感情を上手く表現できず暴言・暴力につながります。

認知症による暴言・暴力の原因や対応方法は?

では、ゴールとは?

具体的に介護ハラスメントをしてしまう利用者に対して適切なケアとは?

  • 薬事治療及び服薬管理
  • 退所の検討

この二点が大きいと思います。

やはり介護施設は共同生活を送る場所なので、余りにも酷い場合は精神科などの機関で診療してもらうのが妥当かと思います。

そして職員や他の利用者に酷い迷惑を掛ける場合は退所も検討すべきでしょう。

ゴールは利用者が来なくなることですか?とツイートがありましたが、それがゴールの場合も充分にあり得るでしょう。

ここ昨今では介護ハラスメントが問題視されており、利用者からの暴力で泣き寝入りしている介護士も珍しくありません。

福祉の理念に則って考えた時「幸福」というキーワードが重要視されます。

セクハラや罵声、暴力でその幸福を脅かされるのでしたら、それはもう福祉ではありません。

介護職員側の幸福を考慮した際に、それは福祉に反する行為です。

「死ねばいい」という利用者に対して叱責する行動は正解から遠くとも、ケアマネージャーや家族、上司に報告し今後の対応を検討するのは正しい行為でしょう。

このように介護職であれば正しいケアではないと気付きそうですが、こういった発信をしてしまうのも、日々の疲れなど積もった思いがあったように思えます。