今回は介護職をしていて無断欠勤をしてしまった…仕事にいきたくない人へ向けた記事になっております。
私は介護福祉士として通算五年の実務経験があります。その中でも介護職に限らず、介護支援専門員でも無断欠勤する人もいました。
実際問題、施設によっては離職率も低い優良事業所もあります。しかしながら、施設が乱立している以上休みたくなるようなブラック施設は存在します。
本記事を読むことで無断欠勤の対処法や実際の私の体験談を話していきたいと思います。
介護職の無断欠勤やバックレについて
介護以外にも営業などの仕事も経験しましたが、介護業界は飛ぶ人(無断欠勤)が多いですね。
従業員からしたらただでさえ人がいないのに無責任な!と怒る人もいますが、私からしたら無断欠勤したくなるような労働環境にも問題があります。
勿論、無断欠勤が起きることで一日のスケジュールが崩れるので結果的に利用者様の迷惑になったり、見守りが薄くなり事故のリスクも増えます。
なので、逃げるのは良いですがそうなる前に未然に逃げる準備をするのが重要です。
無断欠勤したい人と思っている人へ
気持ちが「うつ」っぽいけど言えない…
なぜ仕事を休みたいのか?
自分がこの施設で本当にやっていけるのか素直になって考えてみてください。退職の意思を伝えずに無断欠勤してしまう理由として以下のことが考えられます。
- 辞めると言いにくい
- 仕事が忙しすぎて行きたくない
- 人間関係がうまくいかない
上記のことで言えるには仕事が合わない、人間関係がうまくいっていない等の原因で精神的に追い詰められている可能性大です。
結論として、定年まで働けるような環境ではないのは明白なのでそこから導き出される答えは転職するか、部署移動するしか無いでしょう。
ですが、部署移動したところでまたその職員と一緒に働く可能性もありますし、労働環境も事業所のやり方で回っているため良い選択とは言い難いです。
そこを考慮して、我慢して続けるか環境を変えるか考えましょう。
【解決策】お金がないから仕事を辞めれない
精神的に追い詰められているのであれば、素直に精神科に掛かって診断書を貰い休業してじっくりと考えるのも一つの手です。その際に金銭的な懸念があると思いますが、傷病手当金というものがあります。
病気やケガで会社を休んだときは傷病手当金が受けられます。
傷病手当金は、病気休業中に被保険者とその家族の生活を保障するために設けられた制度で、被保険者が病気やケガのために会社を休み、事業主から十分な報酬が受けられない場合に支給されます。
それでも、もう会社に居たくない!という方は精神的な問題で退職した際の診断書があれば失業保険という、無職期間でもお金が貰える制度があるので利用しましょう。
原則12ヶ月、条件が揃えば6ヶ月間、雇用保険の被保険者になっている必要があります。
私は以前にうつ病で退職し、約一年分の失業保険を貰った経験があります。
詳しくは下記リンクを参考にしてみてください。

【介護士】無断欠勤をしてしまったら
寝坊などただ単に自分のミスで無断欠勤したなら、素直に職場に電話を謝罪をすればOKです。ですが、辛くて一線を越えてしまった際の対処法を話していきたいと思います。
嘘や言い訳をせずに電話で謝罪
言い訳や嘘を付くのは誠意を感じられないばかりか、相手から反感を買う危険性があります。なので、素直に体調不良で起きれなかったと謝罪しましょう。
無断欠勤で会社に損害を与えた判断された場合、最悪解雇や損害賠償が発生する危険性もあります。
しかし、そこまでする会社はほぼないですので安心して下さい。取り合えずは下手に出てその場を乗り切りましょう。
少々荷が重いかもしれませんが人生の中でいったらほんの一瞬の出来事です。三日もすれば落ち着きます。
POINTメールやラインでもOKという記事もありますが、礼儀として電話で謝罪しましょう。
仕事に行きたくない、すぐに辞めたい方へ
退職代行を利用して直ぐに辞めよう
どうしても職場へ二度と連絡もしたくない方は退職代行を利用しましょう。
無断欠勤からの無断退職は懲戒解雇という労働者に下される最も重い罰則です。懲戒解雇になると社会的信用がないと判断され、再就職が困難になるケースもあります。
なので無断欠勤してそのままバックレするのは非常にリスクが高いので、専門の退職サービスを利用しましょう。
退職代行サービスは色々ありますが、労働組合法人組合が守る「退職代行ガーディアン」なら安心して退職を代行してくれます。
- 会社や上司への連絡は不要
- 低費用で確実な退職をしたい人
- 東京都労働委員会認証の合同労働組合
メディア掲載も多数で今一番伸びている退職代行サービスです。
退職代行サービスが仲介してくれることでトラブル無くさくっと会社と関係を断つことが出来ます。報復といった会社からの嫌がらせや仕返しが心配な方に利用をオススメします。

【体験談】無断欠勤やバックレの事例
私が実際に老人保健施設で働いていた際に介護員の人とケアマネージャーの人が無断欠勤をされていました。
なので、無断欠勤をしている人は別に珍しくないのでそこのところは深く考え込む必要は全くありません。先ほど説明した懲戒解雇にならいように注意したり、未然に防ぐように行動することは勿論大事なことですけどね。
ここからは他にも職員の無断欠勤以外の事例も紹介していきます。
面接の無断キャンセル
これは私が特別養護老人ホームにて勤務していた時の話です。介護業界では施設見学をしてから実際に働くかどうか判断される方も多くいらっしゃいます。
その過程を経て、いざ面接という段階に進まれる人もいますが、面接日になっても施設に訪れない就職希望者は珍しくありません。
朝のミーティングで上司から「本日面接の予定があり午後より抜けます」と報告がありましたが、すぐに現場に戻られ、そうしたのか尋ねると「面接の人が来ない、連絡も付かない…」なんて事が数回ありました。
入社後に音信不通
面接の無断キャンセルと同じく、就職の決まった新人の介護士さんが来ないというケースも経験しております。人手不足ということもあり、職員総出で喜んでいたこともあり、皆の落胆っぷりはかなりのものでしたね(笑)
しかし、職業選択の自由もありますので余り責めることは出来ませんが、入職が決まったとなれば連絡の一本くらいするのは常識かなとは個人的には思います。
無断欠勤からの退職
先ほど取り上げたケアマネージャーさんがこのケースになります。最初は風邪で休むと連絡はあったそうですが数日後に連絡もなく休無断欠勤していたそうです。
私もそこそこ面識があったため上司から「何かあったか知らなない?」と聞かれました。
そんな事になっているなんて知らなかったので逆に聞きたいくらいでしたし、深い親交があった訳でもないので私から理由を詮索することはしませんでした。
人事の人の話では結局、一週間後に退職したそうです。帰社する際にそのケアマネさんの制服がデスクにもろに置いてあったので「あ、本当に辞めちゃうんだ…」と少し寂しくなりました。
介護士の無断欠勤や離職率が高い原因について
若年の方の離職率が増加していますが、介護士が仕事を辞めてしまうのは人間関係が主な理由だと考えられます。
介護職員が仕事を辞める一番の理由は人間関係!
職員同士の人間関係の悪化や看護師と意見が合わない、患者に暴言を吐かれるなど、介護施設における人間関係の問題は複雑多岐にわたります。 今後、介護職の現場がどのように改善していくかに注目したいですね。
他にも介護士が離職原因を私の知り合いや同僚だった方の話を元にまとめてみました。
- 正社員になれない(正社員枠が空かない)
- 人間関係が悪い
- 人手不足で業務が忙しい、仕事が終わらない
- 上の考え(会社の方針)に付いていけない
長い間働いてる職員でも、無断欠勤に繋がりそうな要因がたくさんあります。細分化したらもっと原因はあるでしょうけど、表面化しているのが上記のケースが多いでしょう。
私も介護の仕事を半年で辞めた経験がありますが、原因はやはり人間関係でした。他にも人手不足によるワンオペの日曜日勤務で心身ともに疲れ即日辞めたこともありました。
辞めるまで三ヶ月と宣告されましたが限界でした。予防線を張るわけではありませんが、精神科に掛かっていたこともありスムーズに退職できたのが唯一の救いでした。
私から言えることは限界がくる前に少しでも精神的な不調があるのなら精神科を受診しましょう。
大丈夫です、介護の無断欠勤なんて全国そこの施設でもあり得ますし、離職率が高いイコール転職して幸せになっている人はたくさんいます。
良い施設で働くためには求人サイトで転職しよう
枯れた大地で草木が育たないのと一緒で無断欠勤のなくならない職場で消耗しても何も変わりません。たまたま就職した施設が悪かっただけで、中には空きが中々出ない優良事業所は存在します。
なので、これで介護の仕事を諦めるのは正直勿体ないです。
今の介護業界は求人で溢れかえっており、質の悪い施設ばかりです。
特に上記の画像を見て分かるように、残念ながらハローワークの求人はヤバい施設の巣窟です。
その点、介護求人サイトではハロワや地元求人雑誌に載っていない厚待遇の非公開求人が多数掲載されています。ホワイト企業に就職することであなたの介護士人生はかなり劇的に変わると思います。
- 会社への思いれが強くなる
- 高品質の介護サービスを提供できる
- 良い仲間と巡り合える
- 給料がアップし残業も減る
- キャリアアップ出来る
求人サイトでは転職エージェントと呼ばれる専門のアドバイザーが面接や施設見学の調整など様々なサポートをしてくれます。
又、転職することで転職祝い金が支給されるサービスや就職後の労務相談を承っているものもありまます。サービスは全て無料で利用できますし、ハローワークのようにいちいち紹介状を貰う手間もないので楽なのもポイントです。

最後に
無断欠勤をしてしまうような職場環境が悪いのは承知ですが、やはり無断欠勤は回りに回って利用者様の迷惑になるので許される行為とは言えないでしょう。
その無責任な行動でシフトに穴が空いて、見守りが手薄になって重大事故に繋がる可能性もあります。
ですが、人不不足に陥って一人の欠員で火の車になる施設にも問題はあると思います。
職員を大事にしない運営方針が結果が招いた結果ですし、その介護事業所にも責任はあります。
しかし、私は無断欠勤はしょうがないと思う反面、今までの退職の経緯は診断書を提出したりときちんと上司に伝え正攻法で辞めてきました。
やはり無断欠勤は無責任で利用者様や職員に迷惑が掛かる、作るのが大変なシフトがずれこむといった責任感からです。
というより、介護の仕事に限らず社会人としてのマナーとして当然のことだと思います。
少なくても国家資格を有する介護福祉士としてのプライドでした。ですが、そのプライドのせいで精神を病んでしまったので余り本気になるのは良くないです
私から言える事は「無断欠勤を未然に防ぐ」ことが最重要ということです。
「仕事が行きたくない」ならきちんと前もって自分の気持ちをぶつけていきましょう。声に出して訴えていかいと決して思いは届きません。
そして、無断欠勤したなら素直に謝罪しましょう。気持ち的にもその方が楽です。
職場の環境が劣悪であれば、親、友人に頼りましょう。頼れないなら退職代行を利用しましょう。
罪深い行為と厳しい意見もありますが、私はあなたの味方です。何度も私も逃げてきましたから。
最後まで読んで頂きありがとうございました。いち早く今の苦しい現状から脱せられることを影ながら祈っております。