介護士の仕事は真面目な人は向いていない?損せず苦労をしない生き方をしよう

介護士の仕事

今回は介護職という仕事は真面目な人が損をするという話をしていこうかと思います。

介護の業界は真面目な人や、優しい人が多い反面、何故か極端に意地悪だったり性格の悪い職員が存在します。

実際にあったエピソードを元に介護職は図太く生きた方が良いことをお伝えしていきます。

今現在の施設で良いように使われているのであれば、中々定着したイメージは払拭するのは難しいです。

そして、真面目で優しい介護士さんは最終的には転職していなくなります。

施設に残るのはやはり長年働いているお局介護士や意地悪い人ばかりなんですよね。

!要注意!

決して、全ての介護施設が当てはまる訳ではないので要注意です。今回紹介するのは本当に一例です。

優しくて真面目な介護士が損する理由

とある介護ブロガーはお人好しな介護士がブラック施設に残って搾取されると説いていましたが、そんなことありません。

優しい人や真面目でまともな人はある程度、ブラック施設に望みを託し勤務しますが、最終的には転職していきます。

なので、ブラック施設に残る人は性格の悪い人ややる気のない職員ばかりです。

これはブラック施設に限らず介護業界全体に言える事です。介護業界は基本的に委員会活動や親睦会などのイベントがあるのですが、その面倒な役回りを優しい介護士さんに丸投げすることがあるんですよ。

例えば、委員会の委員長を言いやすい、仕事を引き受けてくれる優しい職員にやんわりと押し付けるケースですね。

損する介護士さんの特徴は以下の通りです

  • 思いやりのある優しい人
  • 責任感が強く真面目な人

さて、具体的にこういった優しい介護職員はどういった被害を被るのか見ていきましょう。

  • 長時間の時間外労働
  • サービス残業(賃金未払い強制労働)
  • 自己犠牲により、プライベートが窮屈になる
  • 精神的負担(ストレス)の増加

委員会活動の仕事を押し付けられる

私が老人ホームで勤務している際にイベントの委員会の委員長をやっている人がいました。

結局その方は施設に対しての不満を濁しながら退職されましたが、それも原因の一つでしょう。委員長をされていた方の特徴ですが、まさに「優しい、真面目」という言葉が当てはまる方でした。

介護士なら利用者が喜ぶことにやりがいを感じるからこそ委員会活動も楽しんで取り組むべきでは?と思う方もいらっしゃるでしょう。

実際問題、今の介護業界の委員活動はサービス残業、賃金未払いの時間外労働が横行しているんですよ。

なので、当然ですが介護職や他職種の人は進んで委員長なんてやりたがらないです。

親睦会役員を押し付けられる

こちらも委員会と同じく業務外の仕事ですね。しかも、正確には仕事ではなく親睦会役員なので給料なんて出ません。

親睦会の役員になることでプライベートが窮屈になります。

  • 夜勤前の早出残業
  • 夜勤後の時間外残業
  • 休日出勤

当然ですが、親睦会に必要な買い出しの際の交通費やガソリン代は支払われません。

本当に損な役回りですよね。

法人や会社の上層部の使い勝手の良い駒です。私は介護業界以外にも営業職といったサラリーマンなどの経験はありますが、ここまで人材を使い倒すのは介護業界くらいです。

夜勤明けや公休の会議に出勤させられる

夜勤入りや夜勤明けは仕事の疲れや生活の乱れからかなりの心労がたたっています。

そんな中、ブラックな介護施設は休みや夜勤明けの介護職員でも半強制的に会議に出席させます。

断れる勇気がある人なら良いですが、真面目な人は「会議に出なくちゃ」という使命感や責任感から出勤してしまうケースが多いです。

それが積み重なると最悪精神崩壊して精神疾患になってしまう介護士さんもいるので、素直に出席出来ない時は断る勇気を持ちましょう。

介護業務における真面目な人が損する場面

では、委員会などの業務外の話をしましたが、介護の現場では「優しい人」や「真面目な人」がどんな損をしているのか、実際の体験談を元に話していきたいと思います。

他人のミスを押し付けられる

オムツ介助などの際に発見した利用者様の肌の裂傷や変色は事故報告書を書かなくてはいけません。その際に、どのタイミングで出来たのか犯人探しが始まります。

高齢者の方は皮膚がとても弱く、ちょっとした接触で内出血が起きるのは実務経験者の方はご存じかと思います。

しかし、細心の注意を払っていても極たまに裂傷など内部出血を見つけることが多いです。そうなると優しい人(言われやすい人)はターゲットにされやすいです。

犯人扱いされることで「仕事ができない人」とレッテルを張られる危険性もあります。

介護が大変な利用者ばかり押し付けられる

これは私が実際に体験した話ですが、私の働いていた老人ホームでは2時間で4名の入浴介助をしなくてはいけませんでした(準備、後片付け含む)

なので、入浴係の人は時間内に終わらせようと必死になります。なぜなら、時間通りに終わらないと他の職員の休憩時間がずれ込むからです。

リーダーや経験の長い人は優しい人や新人に要介護度が高く、時間のかかる患者を回します。

その理由として、自分が優位に立つためです。

パートの方に「あの人ずるいよね、いつも大変な人春くんに押し付けて…」

と言われ、阿呆な私は気付きました。「あ、だから自分の時時間内に入浴介助終わらないのか…」と…

他にも言われている人はいたみたいですが、実際に自分がされてみると「ただのイエスマンだと良いように使われるな」と感じました。

上記の事を踏まえて精神崩壊しないように鈍感力を身に付ける事が重要になってくるでしょう。

介護業界では図太く生きよう

イエスマンや他の職員を思いやる行動は控えましょう。勿論、良い職員に対しては今まで通りの対応でOKです。

問題なのは意地悪な職員や、人の思いやりに漬け込んで面倒な役を押し付けてくる奴です。こういった同僚や上司に対しては、イエスマンは止めた方が良いです。

しかし、一番の不安要素は一緒に働いている職員からの目ですよね。

会社からの評価が落ちたり、人間関係が悪化することが懸念されるのであればその職場は辞めた方が良いかもしれませんね。

辞めるのが嫌であれば定年まで他人の目に怯えながら勤務せざるを得ないです。

お人好しを辞める

性格の悪い職員に対して期待しても何も変わりません。人間の性格というのは中々変わるものではないからです。

私はそういう意地悪な職員とのやり取りを何回もしてきましたが一切改善されませんでした。100パーセント分かりあうのは無理です、断言できます。

なので、自分が苦手な職員とは無理に信頼関係を築く必要性はありません。

自己犠牲を捨てる

時間外労働や委員会活動で委員長を強要されても拒否しましょう。

言い訳の仕様なんていくらでもあります。親の介護だったり、なんとでも言えます。

独身の職員が祝日や日曜に休めないのも問題です。結局、子持ちの職員や性格の悪い介護職員が日曜祝日の休みを奪っていきます。

確かに子供がいる家庭では暦通り休みたいのは分かります。ですが、介護士として勤める以上日曜祝日が休めないのは当たり前です。

なのに、独身だから日曜は休めず、家庭持ちの人が優先的に休めるというのはどうも平等でないと感じます。

相手の家庭事情を思いやるのも大事ですが、自分の幸せも考えましょう。

強い責任感を感じない生き方

言葉は悪いですが、たかだか手取り15万で強い責任感を負う必要性はありません。

だからといって無責任過ぎるのも問題です。あくまで、少し肩の力を抜きましょうという話です。

自己犠牲の末に施設サービス管理者などの役職に就いても最終的にその職場を辞めては意味がありません。

ブラックな介護施設では有能な役職者ですら普通に離職していきます。遠巻きに「頑張った結果があれでは救われないな…」と感じました。

介護の仕事で長く務めるにはある程度、余裕を持って取り組むことをオススメします。

頑張りすぎるとうつ病になるリスクも出てきますし、燃え尽き症候群にも注意です。

職員を大切にしない施設からはさっさと逃げる

図太く介護の世界で生きようとしても、痩せた土地では立派な実は実らないです。

職員を大切にしない施設は将来性が皆無なので転職するのが手っ取り早いです。

転職するポイントとしては以下の通りです。

  • 早出、遅番の通し勤務を強いられている
  • 夜勤の労働時間が18時間を越えている
  • 休憩が無い
  • 人手不足で適切なケアが出来ない

人間関係を敢えて除外したのは介護業界は何故か一施設に意地悪な職員がいる可能性が高いからです。

何処にでもいるんですよね…唯一グループホーム勤務の時は問題のある職員と巡り合いませんでしたが運が良かったのでしょう。

厚待遇の介護施設に転職しよう

変な職員が集まっている施設は将来的にどうなるか想像できますよね?

  • ユニットの閉鎖
  • ボーナスカット
  • 過酷なワンオペ勤務
  • 長時間労働

いずれは人材不足により、施設経営がうまくいかず施設が潰れる可能性も捨てきれません。

2020年1月7日、東京商工リサーチはレポートを発表しました。その中では、2019年に倒産した介護事業者の件数は、過去最多となっていた2017年と並ぶ111件であることが判明。

引用元:介護事業者の倒産件数が過去最多の111件!「特定改善加算」を得られない事業所は倒産傾向に…

まだ規模の大きい社会福祉法人などは煽りを受けておりませんが、行く行くは同じ末路を辿ると思います。

なので、すぐにでも厚待遇の施設に転職すべきです。

転職で失敗しない本当に役立つおすすめの介護転職サイト
今回は介護士の方が転職で失敗しないための本当に役立つ転職方法の記事となっています。 私がおすすめする転職の秘訣は「介護転職エージェント」を利用する事です。 俗に言う「転職サイト」と世間で呼ばれているものです。 介護転職エージェントとは...

最後に

いかがでしたか?

私の体験談を元に、介護の仕事で真面目で優しい人が損をするという話をしてみました。

私の経験上、ブラックな施設ではまともな人程早く逃げていると思います。と、言っても3年近く勤めてから転職する方が大半ですけどね。

図太く生きるにも一度染みついたその人のイメージは変わりませんし、施設の運営方針が変わる訳でもありません。

新たな職場で良い介護を提供できる環境に身を置くことが、優しくて真面目な人にとって一番の幸せなのではないでしょうか?

やりがいを搾取されず、心から介護の仕事が楽しむには職場から見直していきましょう。

そして、新しい職場ではある程度自分の気持ちに正直でいて下さい。

お人好しと優しいは似ているようで違いますよ。

そいて介護士は貴重な人材、宝という事を忘れずにいてください。